志摩市アオサ生産の現場訪問

伊勢志摩かりんとーで使用している、アオサは志摩市で穫れたものを使用しています。今回は代表社員の森下と店長の吉水が志摩市のあおさ生産者の方を訪問した様子ををお伝えします。

アオサとは?

アオサ科アオサ属の海藻(緑藻)です。ビタミンやミネラルなどの栄養を豊富に含みます。アオサは成長が早く、海水中の炭素や窒素、リン、栄養塩などを効率よく吸収するため、海水の浄化に寄与している一面も持つとのこと。

生産者の方のお話

アオサは早いところでは毎年1月ぐらいから収穫するとこもありますが、志摩市周辺のアオサは薄い海苔なので2月が収穫時期が始まるそうです。ですが場所によっては黒い海苔が取れるとこもあります。収穫後は水洗いではなく海水で洗い乾燥させるでの風味も長続きして磯の香りが感じられます。アオサは一般的に潮の満ち引きのある浅い海の岩などに付着して生息・繁殖します。青いアオサは収穫したてのもは透き通った緑が印象的ですが黒いアオサは香りが良いのが特徴です。アオサを育てるに一番大変のはゴミの付着が多くそれを定期的に除去するとのこと、ですがそれを怠ると良いアオサが出荷できないので細目に掃除をしています。志摩のリアス式海岸は山から養分が海に流れ込みミネラルが豊富な海水になると言われていますがアオサの生育に大事なのか聞いてみたところ、経験上そんなに関係ない?とのこと。大事なのは風向き。北西の風が当たる方がアオサの生育には良いとの事らしいです。種付けは9月に志摩ではなく南勢町は五ヶ所でつけるそうです。理由は水の流れが豊富、山が高いところから水が出てその養分を川が運び海に流れる、そんな場所が種付けに最適だそうです。志摩名産のアオサは美味しく風味も良いものばかりで、今回訪れた生産者の方と森下は高校の時から旧知の中、そんな友人が近くに居てくれた事、手塩にかけ育てたアオサをかりんとーにすることで新たなアオサ、かりんとーの可能性を探り製品化にこぎつけました。

健康面から見たアオサ

アオサは、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し疲労回復に役立つビタミンB1や細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2、また、皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシンやビタミンB6、動脈硬化を予防しストレスをやわらげる働きのあるパントテン酸そして、貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせないビタミンである葉酸やビタミンB12を含みます。さらに、抗酸化ビタミンであるビタミンC、ビタミンEを含みますので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれます。また、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウムなどを含みます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。 あおさ(あおさのり)は、機能性のある栄養としてカロテノイドの一種のβ-カロテンを多く含みますので強力な抗酸化作用を期待できます。

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